【これは約 4 分の記事です】
ネット上のニュースを見ていたら、こんなニュースが
子供向けスマートウォッチ、盗聴機器に該当する懸念(マイナビニュース)
http://news.mynavi.jp/news/2017/11/24/139/
このマイナビニュース、出典はどこかというと、セキュリティ会社ESET社の提供するセキュリティニュース
Kids’ smartwatches banned in Germany over spying concerns
https://www.welivesecurity.com/2017/11/20/kids-smartwatches-banned-germany-spying-concerns/
ESETのニュースの出典は、BCCニュース
Germany bans children’s smartwatches
http://www.bbc.com/news/technology-42030109
BCCニュースを見て初めて、マイナビニュースで書かれていた「ドイツ当局」がどこかわかります。
Bundesnetzagentur(ドイツ連邦ネットワーク庁)
です。
で、ドイツ連邦ネットワーク庁の該当記事はこちら。
Bundesnetzagentur takes action against children’s watches with “eavesdropping” function
(ドイツ連邦ネットワーク庁が盗聴機能を持つ子供向け腕時計に対して対処する)
https://www.bundesnetzagentur.de/SharedDocs/Pressemitteilungen/EN/2017/17112017_Verbraucherschutz.html
・・・おいおい、マイナビニュース、
又聞きの又聞きをニュースにしているのね・・・。
元情報 → BBC → ESETニュース → マイナビニュース
せめて「ドイツ当局がどこか」ぐらいは調べて情報の裏はとってほしいな。ニュースサイト名乗っているんなら。
と、ニュースサイトの又聞きについては置いておいて、ドイツ当局の子供向け腕時計(実質的にスマートウォッチ)について、対処していることをプレスリリースしています。
子どもが持つデバイスの盗聴については、以前、
子供と会話する人形Cayla(カイラ)
がスパイ人形として、同じくドイツ連邦ネットワーク庁から使用禁止にされました。
基本的に考え方は同じ。
子どもが持つデバイスで盗聴(本人の同意なく、子どもや回っりの音声を録音もしくは送信)可能なスマートウォッチについて、販売の禁止としています。
また、盗聴可能なスマートウォッチをもっている子どもの親には、それを破壊し破壊したことを証明するように勧めている、とのこと。
防災SNSアドバイザー。情報処理安全確保支援士第5338号。ネットワークスペシャリスト。ITコーディネータ
東北大学大学情報科学研究科第2期生。1994年からインターネットに携わる。システムベンダーの総務社内SEとして、社内システムの構築運用やBCP策定、従業員教育に関与。2015年情報セキュリティ専門法人「まるおかディジタル株式会社」を福井県坂井市丸岡町に設立し現在に至る。研修では基本的に防災のお話以外では着物でお話させていただいております。
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